この水際をうまく活用することによって、環境的にも、土地利用的にも良いプロジェクトを展開する場が多く残っていることから、「リバーフロント整備機構」が、昭和62年10月にできたわけです。
このように次々に官側と民間側との間をつなぐような機関が、場となって、官民挙げてのプロジェクト展開ができそうな方向に進みつつあるのが現状です。
これまでかなり践行的なと言いますか、量の時代は量だけとか、環境の時代は環境だけとか、振り子が振れるように、ある一つの問題が大きく飛び出してくると、その方向にそれていく、そして行き過ぎるとまた戻ってくる、そういった経路をたどってまいったわけです。
しかし、今はそれらの要素をできるだけバランスよく詰め込んで、右往左往しないで政策展開なりプロジェクトが前へ進められるようにというところを狙っているのが現状です。
ただ、実際問題としては物事は真っすぐ進むということはありません。
どうしても振り子のように振れながら、あるいは振れる度に新しい要素が加わって螺旋的に前進していくというのが過去40年間の歴史であったし、これからもそういう経路はやむを得ないのではないかとは思います。
そうこうするうちに地価が上がりまして、土地を現在の価格で取得して、オフィスビルでも建てて成り立つかというと、明らかに成り立たない、そういうレベルまで一部の地価は来ています。
土地政策で多くの方がいろいろなことをおっしゃっていますが・・・
経済の構造、機構を壊さないで、相対的に相対的にという意味は、土地と土地以外の物価水準の相対的なバランスを10年前とか20年前とかに緩やかに戻すという方法しかないのではないでしょうか。